きょうげん〔狂言〕

 能楽の一部、または芝居の演目(外題)をいう。
 能楽の合間に演ぜられる軽い喜劇の能狂言(「末広」「靱猿」など)と、歌舞伎劇の脚本を総称する歌舞伎狂言(「勧進帳」「道成寺」など)との2種がある。人形は両者から題材をとっているが、羽子板の場合はほとんど後者のみ。