しょうき〔鍾馗〕

 顔を髭で埋め、手に剣を持った構図。唐の玄宗皇帝が夢で悪魔に悩まされている時、鍾馗が現われ、これを救った。後に皇帝が画家、呉道子に、夢に見た鍾馗を描かせたという伝説による。即ち悪魔退散の意で、五月人形に用いられる。