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 十二月の中旬以降に飾り付けたらよいでしょう。そしてお正月には、贈って頂いた方々を招いて、ご家庭でおもてなしするのもよい方法です。もちろん当日の主役は赤ちゃんです。
 しまうのは一月十五日頃がよいでしょう。それはちょうどこの頃、お正月飾りを焼く左義長(さぎちょう・どんど焼きのこと)の行事が行われるからです。江戸時代には、宮中の左義長風景を描いた極彩色の左義長羽子板というものがありました。これは、このお正月行事と羽子板との密接な関係を物語っているものといえるでしょう。
 なおこれらは、もちろんお正月だけでなく、ひな人形や五月人形の脇飾りとして飾ってもよいでしょう。