A1

 女の赤ちゃんが生まれて、初めて迎えるひなの節句を初節句といいます。
 三月三日のひな祭りがこの日にあたり、正しくは上巳(じょうし、じょうみ)の節句といいます。それは三月の初めの巳の日という意味ですが、のち三日に定まり、また、ちょうど桃の季節なので、今では桃の節句という美しい名で親しまれています。桃も昔から邪を祓う霊木とされています。