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 お仲人、親戚、知人などからお祝いを頂いたら、子どもの名前で、内祝いとしてお返しをします。お礼状に、お赤飯やおめでたいお菓子を添えるのが本来のかたちです。赤ちゃんのスナップ写真を添えるのもよいでしょう。ただし、お祝いを頂いた方をひなの宴にお招きする場合は、それがお返しの代わりとなります。
 お招きするのはお節句当日か、その前夜(宵節句といいます)がよいでしょう。両家の祖父母を初め、親戚、そして普段親しくしている人などをお呼びします。
 招かれた側では、すでにお祝いを贈っていれば何も持って行く必要はありませんが、たとえば桃など、季節の花を持参するのは、奥ゆかしい心づかいといえるでしょう。