きめこみにんぎょう〔きめこみ人形〕

 胴体部分に衣裳を貼り、きめこんだ人形の総称。
 木彫り、または生地に金襴、縮緬などのきれをきめこんだ人形の名称。江戸時代中期(1703〜1792年)、京都、上賀茂神社の雑掌高橋忠重が柳の木を彫刻し、衣裳のあまりぎれなどできめこんだのが初めとされるが不詳。賀茂人形の名称もある。